岬話／Misakibanashi

春眠って変だ

最近、睡眠がちょっと足りない。

いや、別に人生相談（笑）の電話とかは関係ないからサトは心配しないように（笑）。

一連の父親の事で睡眠サイクルが不安定になってしまったようで、以前なら速攻で眠れた体質が簡単に寝付けなくなった。

で、昨日、思い切って早めに寝た。いつもの倍寝た。

朝。起きた。うん。まぁ清々しいかな。

で、仕事中。

居眠りした（笑）。

どーせーっちゅーんじゃっ

たけのこの煮物

「たけのこを煮てきたからお昼に食べて」

朝イチの宝島さんの言葉だった。

それはそれは美味しかった。

煮物って、なんか、いいよね（笑）。ホッとできる。

　

ここ二日ほど会社を休んだんですよ、岬。

いや、別に体調を崩したとかじゃなく。むしろ父親の体調。正直、もうまずいかもしれない。

今死ぬ明日死ぬという事はないけど、記憶が10分もたない。自分で立てない。

で、この二日間で横須賀の実家から横浜の兄の家への転出・転入とか、介護保険やら施設調査とか……

役所の手続きってどうしてあんなに入り組んでるのか。どうして一箇所であれこれ終わらないのか。

横須賀へ走り、横浜へ走り、また横須賀へ走り、横浜へ……戻るときには疲労で寝過ごす始末。

父は自分でトイレに行けない。仕方ない。おむつをするしかない。岬しかしてあげられない。兄夫婦にそれは無理なのだ。さいわい岬はそれがしてやれる。してやれるけど……二日間で二度変えたけれど……その時の父の目が忘れられない。何を見ているわけでもない。どこを見ているわけでもない。でも何かを見ている。その、何かを見ている目が忘れられない。

記憶は10分ももたない。完全ではないにせよ、ボケてしまったのは間違いない。でもさ……だからって聞えても関係ないってな声で家財の処分とか施設入所の段取りだとか、しまいには「ボケちまってるから云々……」みたいな話はよそうよ

　

そんなこんなの心身的疲労を溜めて出社して、朝イチバンにかけてもらった言葉。

そして昼に社食で食べたたけのこ。

本当に旨かった。

人の優しさが身にしみる最近の岬です（笑）。

その口は何の為にあるっ?!

今朝、中央線やら何やらと首都圏の混乱はすさまじかったらしい。

岬は京王線でしかも両耳にヘッドホンしていたもんで、そんな状況つゆ知らず（笑）。

そういやぁいつもより混んだ気もした。けど、毎日がこんなだから振替輸送で混んでいるなんて全然気付かなかった。

で、乗っていたのは急行。各駅停車を尻目にかっ飛ばしていく……ハズなのだが、朝のラッシュ時はそんなに爽快なものでもない。一度閉まったドアはいくつもの駅を通過して『急行の止まる駅』に着かないと開かない。満員状況で空調が風を送ってくれないと、息苦しいどころか灼熱地獄になりかねない。しかも今日は雨だ。湿気が強い。足元には濡れた傘が無数に……とにかく我慢に我慢を重ねて吊り革に身をゆだねるしかない。汗が額から首へ、首から背中へと流れる。ハンカチで……拭けない（笑）。両手が簡単に動かせる状況をラッシュとは言わない。とにかく我慢なのだ。

そう。軍曹さんと違って岬は下々の者なので我慢するのだ。おーっほっほっほ……

そんな中、着いた駅で降りようとした男子が一人。高校生だと思う。ガクラン姿で大きなスポーツバッグを２つ抱えて混んだ車内を移動するのは至難のワザだ。

ところがこの学生、ドアまでたどり着けず、結局降りられず、次の『急行の止まる駅』まで揺られるハメになった。

ドア付近にはサラリーマンやOLが陣取って動こうとしなかった。普通ならこの人たちが悪者だろう。けど、今日の状況はちょっと違う。

はっきり言わせてもらう。

　

学生よ。

学校で勉強や部活に精を出す前に、まず世の中を生き抜く術を身に着けろ

　

「降りまーす！」

なぜこの一言が言えないっ?!　

「あ」「ちょっと」「あの」「あっ」

そんな踏みつけられた虫みたいな声で誰がどいてくれるっ?!

今の、これからの世の中を生きていくのにそんな事でどーするっ!!

　

　

　

あぁ。セッション明後日になっちゃったよ。

『降りまーすっ!!』

　

　

ほら見ろ。こんな声で言ったってどーなるものでもないだろーに（泣）。

　

チュドドドドーン

男たちの旅路

まだ小学生だった。NHKのドラマで猛烈に感動した。

題名は『男たちの旅路』。

鶴田浩二・主演／水谷豊・桃井かおり・森田健作らが準主演の警備員たちのドラマだ。

これが一体どんなドラマだったのか……なんて事はもうあまりにも野暮なので書かない（笑）。知らなきゃ知らないでいい。知ってる人なら『おおっ?!』となる名作中の名作なのだ。

とにかくこのドラマ、凄かった。小学生だった岬が、『人間ってどう生きていくべきなのか』とか、毎回見た後で考えたりしてしまうほどの、インパクトとテーマ性を持っていた。

基本的に山田太一さんの脚本が八割方のエネルギーを発散しているんだけど、登場人物たちや演出家の『直球勝負』な見せ方が素晴らしく、岬を含めて多くの視聴者の心を鷲掴みにして揺さぶり続けた。

このドラマの音楽がまた素晴らしかった。作曲はミッキー吉野。ゴダイゴのリーダーで、でも当時はまだゴダイゴはそう名乗っていなくて、『ミッキー吉野グループ』とか言ってて、数年前に大麻だかなんだかで捕まって、しかもどうやらウワサでは岬の高校の先輩らしい（笑）。

いや、この人の背景なんかどうでもいいのだ。

このドラマの音楽がどれもこれもものすごくイイのだ

このサントラ、LPで持ってはいるんだけど、いつかCD化されないかとずっとずーっと待ってた。そしたら出る事になりましたっ

またあの曲で泣ける！

またあの曲で感動できる！

DVDは全部持ってるけど、音楽だけで聴くのも、これはこれでものすごく味があるのだ!!

　

いやしかし……

なんでしょうかね、このジャケット（笑）。

いくら時代のものとはいえ、当時のセンスとはいえ、対象が対象とはいえですよ。

『売る気あったんかいっ』

桜

今からスタジオで練習です。
天気がいいねえ。
こんな昼間だから途中の小学校の桜がきれいだろうな。
写真撮って載せようかな……

と思ったら先客がいた(笑)。
自転車にまたがったままケータイで撮ってます。
満足がいかないのか、何度も確認しては撮りなおしてます(笑)。
邪魔しちゃ悪いので岬はあきらめました(笑)。

だから写真はナシ。すんまそん(笑)

と、思ったけど、時間ができて新宿公園の桜が撮れました（笑）。

うしろの建物はパークタワーです。

ひとり

ひとりは嫌だ。

なにかちょっとした発見があったとき、『へぇ、これってさ……』と話しかけられない。

美味しいもの食べた時、『美味しいねぇ』と……

ちょっと調子悪いとき、『ごめん、ちょっと寝るわ』と……

朝起きて『おはよー』と……

部屋に帰って『ただいまー』と……

　

話す相手がいないって事はそうとう寂しいもんだ。

　

いや、そうなる事は割り切って離婚したし、今も独りでいる。

　

ただね……やっぱ人間はひとりはダメだ。

仲間や友達がいないと。

　

土日や休日は部屋から出ない。出る用事が無いから。

でも独りで『しゃべらない時間を朝から晩まで過ごす』という休日は、体力的に休日なだけで、精神的にはものすごく不健康だ。

　

喋りたい。

話したい。

　

強気で生きていく自分もいるけど、弱気に負けそうになる自分もいる。

そのどちらも自分だ。

間違っちゃいない。

ただ絶対に言えること。

　

『ひとり』は長く続けちゃいけないって事。

『ひとり』で生きていこうと決めたけど、『ひとり』はやっぱり良くない。

【MAD】天元突破グレンラガン 「英雄」はひとりじゃない

Sexy Voice And Robo

えーと……起き上がれる様になりました。復帰の速度は意外と速そうです。やはり急場しのぎの胃痛止めよりも、医者の処方薬の方がてきめんに効きますね。胃の痛みも無くなり、緩かった腸も通常の活動状態に戻りつつあるのが解ります。

で、まずはお見舞いを戴きました皆様にここでお礼を。

バンド仲間の魔王殿、ごん★さん、いぶくろうさん、ringさん。

セッション仲間のすまいるさん、haguさん、そしておれん！さん。

ウルトラ仲間のぷるさん、葵女子♪さん。

仕事仲間のカイワレさん。

そして宮崎から励ましの声を送ってくれたサト。

他にもケータイにメールをくれた大勢の仲間たち。

皆さんのおかげで妙な重圧に押しつぶされず、峠を越える事ができました。本当にありがとうございました。

今の調子からすれば、良くすれば明日、遅くとも明後日には職場に復帰できそうです。まだ自粛は必要でしょうけれど、気持ちの上では油モノとか寿司とか消化の悪そうなものに対してさえ食欲が出てきています。来週までには本調子に持って行きたいと思います。快気祝いするにしても『飲めない喰えない』じゃしょうがないですからね（笑）。

で

寝たきり生活から若干解放されたので、職場復帰のリハビリにパソコンのキーボードを打ってます。今まではケータイからだったので一文字ずつ打つのが面倒でしたが、とはいえ便利ですよね。起き上がる事が不可能でも、片手さえ使えればコミュニケーションが取れる。ただ絵文字とか色文字が使えない（笑）。だからかなり質素な感じがしたかと。

キーボードはやはり速いですね。入力が。色も使えるし。

とはいえパソコンに向かってみて何を打とうかと……考えて……寝たきりだったもんだからネタが無い（笑）。やはり人間は外に出て色んなものを日々見て歩かないといけませんね。なんというか、魂が枯渇するというか（笑）、得るものを得て吐き出すものを吐き出すというか……食べ物も感情も『入れて出す』というのが自然の摂理なんでしょうね。二日間出しっぱなし（失礼・笑）だったので吸収欲がハンパじゃない。

何かないかと探して……おっ?!と見つけたのが、以前某KさんにプレゼントしてもらったCD-ROMの山　それは昨年、日本テレビで放送されたテレビドラマ。

『セクシーボイスアンドロボ』

テレビ放送分、全10話

そうだこれがあった！こんな美味しいものが！

本放送の時は毎週欠かさず見てたんですよ。原作漫画は読んだこと無いんですけど、とにかくドラマの出来がとてもいい。いまどきのドラマって変にストーリーを引きに引いて最終回まで興味をつないでいくタイプが多いですが（仮面ライダーや戦隊ものですらそうなっちゃってるもんね）、このドラマはまったくそういう要素に逃げず、一話完結形式でもって毎回の感動を確実に伝えてくれる良心的な作りでした。

感動といっても、その『質』がそんじょそこらのドラマが用意してくれるものと全然違う質のもので、大人になった僕たちが、大人になるまでの間に日常の中で感じてきた『ささやかな疑問や葛藤』を、押し付けがましくなく、むしろ『追体験』させてくれる事でキッチリと思い出させてくれるという……もちろん思い出した方（視聴者）は自然と『今の自分はどうかな？』とか、『あの頃の友たちは今頃どうしてるかな？』とか、様々な感慨に浸れるわけです。

そう。感慨に浸れる。これがいいんですね。

普通、ドラマのテーマってものは『こうでなくてはいけない』と決め付けてきます。それはそれで正しい。世の中、正しいことを正しいと言い切れず、間違っていることをそれは間違いですと言い切れない。だからドラマという『虚構』の中ででもそう言い切ってもらわないと、何が正しいのか間違っているのかが解らなくなってくる。逆に、『そんなに正しいことや間違ったことを語っても今の世の中はこんなにねじれちゃってるじゃん』と、ラストで現実に即した問題提起をして終えるドラマもあります。どちらもドラマ作りとしてはあり。そこにこの『セクシーボイスアンドロボ』が見事に食い込んできます。

『正しいとか正しくないとかも大切だけど、人の心の拠り所ってそこだけじゃないんじゃない？』

『もっともっといろんな要素で世の中はできていて、そんな中で暮らしている人々の心って、いろんな重圧に耐えて頑張っていて、それはそれで簡単に語れたり救えたりはしないけれども、それでも大切なのは、結局……何だと思う？』

このテーマの掲げ方にはイチもニもなく共感しますね。

ご覧になっていた方なら御存知でしょうが、現実に起きた人質立てこもり事件とシチュエーションが似すぎていた事から第七話が放送されませんでした。しかし急遽代行放送されたのは数週間前に放送された第二話でした。しかしこの第ニ話。再放送とはいえ岬は大喜びしたものです。『またこの話が見れる！』。そう感じた方もいらっしゃったと思います。この第ニ話、コメディタッチで進むんですが、ラストは老若男女間違いなく号泣ものです。

見た事の無い方は……あ、これレンタルされてないんだセルオンリーだなんてこった

再放送を待ちましょう……あるかどうか解りませんけど

　

某Kさん（笑）、心の薬になるプレゼント、どうもありがとうございました大感謝ですアルバイト頑張って下さいね（笑）

窓

寝床に籠もって２日が過ぎた。
昼間は病院に出かけたが、歩いて行ける距離。戻って来てからはずっと寝床だ。
こういう時はさすがに弱くなる。病気で弱るんじゃない。孤独に耐えきれなくなるのだ。

寝床の枕元にある窓を開けてみる。

おあつらえ向きに外は雨。
暗い世界。ゴォという風の低い響き。葉を身にまとわない小枝が大きく揺れている。バラバラバラっと窓に雨が当たって散る。

窓を閉じる。
静かになる。

ささやかな安心。

こんな、どうしようもなく当たり前な安心が今の自分の支えなのだ。

ギリギリのところで生きている。
いままでも。
これからも。

胃炎逆襲

寝床から失礼します。
胃炎の逆襲にあい、仕事を休みました。
昨晩から痛み出し、寝床に入るも間断ない激しい下痢と嘔吐で、エネルギーを使い果たしてしまいました。
今朝も身動きできないまま、寝床から休む旨のメールを仲間に打ち、ついさっきまでグロッキー状態。
今、ポカリを飲んで水分補給。ブイヨンスープにトーストを二枚浸して食べました。
また寝ます。今はそれしかありません。
ではまた。

マーロックスが無い

胃が痛い。

とてつもなく痛い。

あまり痛くて、机の中をあさったら、数年前に買った『マーロックス・プラス』のチュアブル・タイプが出てきた。そうだった。年末に風邪薬を買った時に薬箱を整理して、いくつかを救急用に会社に持って来ておいたんだった。

備えあれば憂いなしとはまさにこのこと！すぐに噛み潰して飲み込んだ。

あっという間に効果絶大!!!!!!!!

多少のつらさが残っても、全力の痛みが嘘のように消える。賢い薬である。

帰りに薬局に寄って新しいものを買い置きしようとした。

ら……

薬局の店主に崖から突き落とされた。

「マーロックスは数年前に輸入販売が禁止になってますね。なんでも国内では認可されていない防腐剤だかが入っていた様で、液体タイプが排除されてからはチュアブルだけがすこしあったんですけど、それも今は……」

ちょっと待てっ!!

厚生省！認可しろっ!!（笑）

この薬のおかげでどれだけの場面を救われてきた事か！貴様らには解るまい！

だいたい何年も経った残りの二粒がてきめんに効いてる今日の状況を見てみろ！

その防腐剤があればこそ、こんなに年数が経っても効くんじゃないのかっ?!

　

　

と、言ってみたところでどうにもならない

胃の負担を考え、遅い夕飯を避けようと、帰りにロッテリアで『絶品チーズバーガー』をセットにして食べた。

ぜんぜん絶品じゃなかった