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ぼくたちの教科書

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2007年6 月10日 (日)

コメント

てる

はじめまして。こうの史代ファンの「てる」と申します。
「こうの史代ファンページ」の掲示板によく書き込んでます。

素晴らしいですね。
4ページのカラー挿絵の、「春頃」というのは気がつかなかったです。

【他に気がついた事】

「フタバ洋装店」は「双葉社」からですね。

扉絵の皆実の腕には、やけどの跡が。

40-41Pの、いつも同じ内容だから、目をつぶって書いて、だいたい枠に入って喜ぶ。

50Pのマンションが傾いてるのは、高度感を出すテクニック(写真でよく使う)。17Pも。

58P、「いつにもまして暗いなあ」は68-69の伏線ですよね。

66Pのお墓の名前に気がつくだろうか。

79Pのラブホテルの名前に注目。

79P、ラブホテルの部屋番号が、自宅と同じ203であったため、過去の記憶を呼び覚ました。

などもありますね。

でも、自分で気がついてこそ面白いのですよね。

岬

てるさん、貴重な情報まことにありがとうございます!

>>79Pのラブホテルの名前に注目。

>>79P、ラブホテルの部屋番号が、自宅と同じ203であったため、過去の記憶を呼び覚ました。

これは気付きませんでした。単に鍵から連想したわけじゃなかったんですね!

ところで、『ホテル河野』に関してはまったく知識が無いのですが、こうの史代さんの他の作品に出てくるのでしょうか。

あとひとつ、今まで読んでいてさらりと流してしまっていた、七波のとんでもない所業に気付きました。

●78ページ2コマめ:先祖の墓から桃盗むなよ~!(笑)

てる

「ホテル河野」は、「さんさん録」の2巻第27話に出てきますよ。見開き大ゴマで。
説明するのは野暮ですが、こうのさんの本名からとったと思われます。
僕は、「さんさん録」こそ、映像化作品で見たいです。
地味ですが、良い映画になるような気がします。

あと、原爆ドームの元の建物は、漫画アクション連載中の「この世界の片隅に」や短編「冬の
記憶」にも出てきます。(「冬の記憶」は登場人物が同じ。)「夕凪―」ファンはニヤリです。
「この世界の片隅に」は、呉空襲を扱った作品で、こうのさんが言うには「(事実と)月を合わせ
ていく」とのことなので、1年後の7月にすごい展開を迎えると思われます。今は、まるでコメディ
作品のようですが、大注目しています。
今はまだ、(地味な)ヒロイン、「すず」が、広島の呉に嫁いで、人間関係を築いている最中なの
で、今から読んでも、物語にはついていけます。これも、「2度以上読んで気がつくことが多い」
作品なので、僕も、単行本になって気がつく伏線も多いと思います。

てる

ところで、「夕凪の街 桜の国」のポスター、こうの史代さんの名前が、監督と同じ大きさで
書かれていることに気がついたでしょうか。キャストよりも大きいのです。
これは異例です。原作に敬意を払ったとしか思えません。しかも、TV朝日「時効警察」で
時の人である麻生久美子を売りにしないで、それとわからないような絵でポスターにする
とは。キャストに頼っていないのですね。
何か、応援したくなりますね。
僕は、試写会で映画を観させてもらったのですが、原作を読んでいても全く問題ありません。
原作の存在を観ている間は忘れるほどです。読んでいて丁度いいぐらいかも知れません。

岬

『さんさん録』でしたか。まだ未読なんですよ。それにしても……そうですね。『こうの』とひらがなだったらすぐ解ったんですが、漢字にしてしまうと当たり前の名前すぎて、かえって気付きませんでした。ありがとうございます。

『この世界の片隅に』は今から追いかけようと思っているんです。単行本になるまでは待てません(笑)。

ポスターの原作者名が監督と横並びの扱いというのは僕も気付いてました。でもこれ、当然の扱いですよね。単なる原作じゃありませんから。作っている人たち全員の思いじゃないでしょうか。
『この原作に出会えて、それを映像化させてもらえて、本当にありがとう』という。
むしろ原作者名を先に出してもいいくらいじゃないかと(笑)。

>>短編「冬の記憶」にも出てきます。(「冬の記憶」は登場人物が同じ。)

この作品は単行本化されているのでしょうか?ぜひ読んでみたいのですが。

サキノハカ

はじめまして、てるさんと同じ掲示板にいるものです。

>単行本化は?
まだですよ~。双葉社のアクションの一番後ろで連載中なんだそうです。
気が向いたら、立ち読みどうぞ。でも今月号ではお休みみたいです。


あー、そういえばてるさんが書いとられた「お墓の名前」、説明がないとわからないんですよ。
(66ページ2コマ目)
こうのさんは小鳥を三羽飼っておられたんですが、(後ろの作者略歴に一羽出てきますね)その名前が「すずしろ」「ぷらづま」「たまのを」というんです。

以上、物語の本筋に全然関係ないことでした。

岬

サキノハカさん、こんにちは!お仲間が増えて嬉しい限りです。

>>あー、そういえばてるさんが書いとられた「お墓の名前」、説明がないとわからないんですよ。
>>(66ページ2コマ目)
>>こうのさんは小鳥を三羽飼っておられたんですが、(後ろの作者略歴に一羽出てきますね)その名前が「すずしろ」「ぷらづま」「たまのを」というんです。

あー!墓の名前というのは2コマめの事だったんですね!なるほど、ドラマとは直接関係はないけれど、ファンとしてはこういうのってツッコミどころですよね(笑)。

しかし、こうの史代さんの絵って、なんでこんなに暖かいんでしょうかね?
一切スクリーントーン使ってませんしね!
カラーの構成もものすごくいい!

尊敬しちゃうなぁ……

てる

今日、気がつきました。

7p、17Pの、大空健研の看板の下が「の乃野屋」です。
こうのさんの同人誌と同じ名前です。

岬

あ、同人誌なんてこともやってらしたんですか、こうのさんは!
なんか親近感わくな~(笑)。

岬も、今日になってフと気付いた事がありました。
『桜の国(二)』編ですが、これ、東子が扉絵になってますよね。
よーく見渡してみたら、東子は京花なんですね。いや、ちょっと乱暴な表現ですけれど、単に「うちの母さんに ちょっと似てるよね あの子」というセリフだけでなく、あっちこっちでシンクロしてますよね、この二人。
『桜の国』の両方とも、東子がお金を貸してから七波の旅が始まりますよね。これ、うまくまとめられませんけれど、京花の誘導かもしれないのかなとか。
そこまでは深読みしすぎかもしれませんが、なにかひとつ、大切な部分に感じた次第です。

てる

細かい描写もそうなんですが、「夕凪の街 桜の国」は、漫画表現のテキストとしても
興味深いのです。例えば、32P、33Pのモノローグは、なぜ、白いコマだったのでしょう。
なぜ、黒に白抜き文字でなかったのか。これは、ご本人のお話で、意識が遠ざかっていく
表現は、白いコマの方が合っているからとのことでした。(確かそんな説明だったと)
又、48Pから50Pでは、おばあちゃんの顔をわざと書かないようにしています。下書きの
段階では顔を書いていたそうですが、その方がいいと判断したとの事。

岬

この白地に黒文字というのは、確かに珍しいかもしれないですが、僕は趣味でシナリオとか書いたりするので、演出的には普通にアリと思ってました。
むしろ、そういう『こだわり』の活かされた作品が好きで、自分も『こだわり』は大切にしようと思っています。
意識の遠のく様子といっても感じ方は人それぞれなので、そう受け止めた方がどれくらいいたかは解りませんよね。映像でこれを表現するなら、きっと黒い文字はぼやけたり揺れたりさせるところでしょう……
こうのさんの漫画はひとコマひとコマが『こだわって』構成されていますよね。並みのこだわり方じゃありませんよ。だから心底尊敬しちゃいます。

皇帝ペンギン

昨日アロハな海賊とランチして、本お借りしました・・・。
本当に本当にありがとうございました。いい友達がいて感謝です。
昨夜から五回読みました。返すまでにあと何回読むでしょうか。
今夜の試写会、うらやましい限りです。

久々に夫が映画でも行こうかと、産まれてきたら当分行けなくなるであろう場所だから。
久しぶりに見るのはこれに決まりです。
ちなみに、嬉しくてビックリ!したのが私達あまり映画館に行かないのだけど唯一二人で行ったのが、「半落ち」でした。同じ監督なんて、また、運命感じます。
ああ、早く上映日にならないかなぁー。
それまでに、金魚のハンカチ探さなくちゃ・・・

原爆について無知すぎるんだけど、おととし親友と三人で広島原爆ドームや宮島へ行きました。楽しかった旅の思い出しかない私はちょっと恥ずかしいです。

ところで岬さんビヤガーデン?
ペンギン的には牛乳バーとか行きたい。ないか・・・。
またカラオケも行きたいね!
アロハな海賊さま、またランチしよーねー。で、今度はBMW乗せてねー。

岬

牛乳バー?!
アイスクリームにそんなのがありそうだよね(笑)。
ビアガーデンに行こうと言い出すのはだいたい夏前で、梅雨に入ってしまうと、もう蒸すのと暑いのとで冷房の効いた店内でグビーッと行きたい……と思ってしまうもんです(笑)。人間って気分の生き物なんですね。

>>楽しかった旅の思い出しかない私はちょっと恥ずかしいです。

それはそれで楽しんできたって事が大切な事です。原爆がどうのと勉強する意識は確かに必要かもしれないし大切な事かもしれませんけれど、たまたま友達に貸してもらった漫画で知った感動も、それはそれで尊いものですよ。恥ずかしいことなんてありませんって。
今日の試写会で監督の挨拶があったんですが、『宣伝費もかけられず、大作ばかりが軒を連ねる夏の時期に公開するのは大変な冒険です。作品を観て良かったと思われたら、ぜひお友達やご家族など、周りの人々に薦めてください』といわれてました。僕は原作をGINDAMA先生と海賊さんに薦めました。海賊さんはペンギンさんに本を渡しました。ペンギンさんはご主人と映画に行かれます。こんな繋がりが持てたという事も、僕は嬉しいです。この作品に出会えて、僕はとっても嬉しいです。


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