はい、EVA2号機/惣流・アスカ・ラングレー担当、岬です(笑)。
書きたい事は山ほどあります。でも全部はとても書ききれません。だから数多くの出来事の断片を残します。それが後に記憶を呼び覚ます足がかりになるでしょうから……
『ヴィ・ド・フランセ』で待ち合わせた魔王殿はringさんの車の到着に呼び出され、まだ半分も残っていた『なすミートパスタ』を飲み込む様にして飛び出してった。その直後、初対面のOZAさんがまるで旧知の仲のごとく自然に合流。そしてすまいるさんが『ちっくしょ~暑っちぃなぁ~』と天をにらみつつ合流(これホントだから。OZAさん知ってるから・笑)。
セッティングはもうとんでもない事に。レンタルしていた機材をもらいに行くと、店のスタッフが使えない奴ひとりしか居らず。「マイク五本ですかっ?!」「バスドラムですかっ?!」「シンバルスタンドっ?! 2本っ?!」「え?ペダルって?! あバスドラムのですかっ?!」……もうぶん殴ってやろうかと思った矢先に、使えるスタッフ『幸田君』登場。
だが、その幸田君でさえどうにも出来ないアクシデント発生。左のバスドラとハイハットスタンドのジョイントホルダーが無いのだ。そこで岬とよ~へい君がツーバスセッティング史上最悪かつ最良の代替案を実践。詳しく書くのは嫌だから書かないが、僕ら二人は見事に組んだ。この時の感動は決して忘れないだろうな(きなこさんは知ってるよね・笑)。
音のセッティングもまた相当な苦労だった様子。魔王殿悪戦苦闘。きなこさんが手伝うがなかなかマイクポジションが決まらない様子。同時進行で照明機材担当のおれん!(このブログでは『れおん!』)さんも七転八倒のチャレンジを繰り返している。プロジェクターは映したい、スクリーンはドラムに隠れる、ななめからの投影は画像が歪む……それでも挑戦し続ける姿には感動した。OZAさんの撮影機材は順調に組みあがるが音量レベル調整がどうしても必要とのことで、全体が組めたところで仮の音出し……この時点で開始時間20分オーバー。
音が落ち着き、いよいよ全員の自己紹介を済ませ、一曲目のメンバーをステージに配置。いざ開始……といった時、「SEは?」の声。「おおっ!!忘れていた!!」といぶくろうさんが走る。大爆笑。そして待ちに待ったドロシーの声がライブ会場に化けたスタジオに響き渡った。この時、既に40分オーバー。内心『やはり29曲は無謀だったか』と弱気になる。
一曲目に『キルキン』という選曲は当然すぎるほど当然。だけどこれがすべての起爆剤になった。全員の心に火がついた。面白かったのはヘッドバンキングなんてする人は一人もいない事。そうなのだ。演奏者の集団なので、聴く側の意識はライバルたちの演奏技術だったりアクションだったりにある。つまり『研究の視線』が注がれるのだ(笑)。これはこれで気が抜けない(笑)。同業他者(笑)の前なのだ。通常とは別の緊張が張り詰め、それが面白いくらいに笑いにつながる。だがこの笑いは貴重だ。どうして笑うのか。同業他者なので同じ失敗の経験があるのだ。他人の失敗を笑っているのではなく、「あぁ、そこだよね!解るよ解る!!」という慈しみの笑いなのだ。
これだからセッションは楽しい!!
さて、一部の後半はサウスポードラマーのひろぶーさんの登場。せっせと左右の配置を逆にする。これが面白い。ふだんやらない事をするのってホント面白い(笑)。しかも演奏を観てると自分の手が無意識にこんがらかってくる(笑)。イアン・ペイスを観てる分には感じないのになぜかひろぶーさんのプレイを観てると居心地が不思議に悪い(笑)。貴重な体験だった(笑)。
始まってしまうと恐ろしいほどに時間通りの進行となる。驚いた。オーバーした時間は第二部開始時点で15分オーバー程度に切り詰められていた。これは全曲予定通り行けるかもしれない。
個人的に今回の一大ハイライトと目していた第二部のオープニングナンバー『アイズ』。ringさんの苦心作のSEとイントロの見事さに全身の血が沸騰した。今まで何度もこの曲を叩いてきたけれど、今回は最高だった。ringさん。素晴らしかったよ!
びっくりしたのがhaguさんの早期登場(笑)。第三部の後半からが精一杯だったはずなのに、第二部の3曲目くらいを終えた時にはもう客席にチャッカリ座ってた(笑)。
そして
よ~へい君のドラムソロ! 上手いよやっぱ。しかも落ち着いてる。そして続けざまに演奏した『ア・ライト』。もうスタジオの熱気は最高潮だった。
岬の唯一のボーカル曲『オーナイロン』で、あっこさんの誕生日を祝えて良かった。魔王殿と『ヴィ・ド・フランセ』にいた時、いきなり思いついた演出だったけど、みんなも乗ってくれて嬉しかった(笑)。ただひとつ反省。ごめん、おれん!さん。実はこの曲の掛け合いでおれん!さんを引っ張り込んで『ろんぐりぃい~ぶろっけぇんろぉお~~~』を二人でやろうと画策していたんだけど、頭ん中真っ白になっちゃって出来なかったよ。ホントごめん。
ここで怒涛の第三部に突入。開始時間は予定の10分押し。「行ける!!」と感じた。どんどん突っ走ろうと思った。
そして自分のドラムソロ。
これが……音源が無くて……
大沈没……ブクブクブク……
とはいえ、こればかりはおいそれと『リベンジするぞ!!』とは言えない(笑)。酷いんだもん。でもね。これはいぶくろうさん、気にしないでいいですからね。岬自身の不用意が招いた事故です。もし万一また挑戦する機会があったら、その時は自分で音源を用意できる様にします。はい。
そんなこんなの六時間。ついに全曲演奏は時間内に『予定通り』に達成されました!そして大急ぎで片付け。
スタジオの受付へ行くと、なにやらすまいるさんが幸田君相手ににらみを利かせている。詳しくは書けないが、すまいるさん、どうやら鬼の交渉術で何か得策を確約させたらしい。凄いぞすまいるさん!怖いぞすまいるさんっ!!(ここはマジでビビった・笑)
てなわけで後はみんなで和民へ急ぎましたとさ(笑)。もう大騒ぎさー(笑)。
みんなありがとー!! ホントありがとーっ!!
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