岬話／Misakibanashi: ドラム活動・再開

えー、いよいよですね、ドラム活動を再開させることになりました。

今年の大きな目標の一つでしたからね。まさに悲願と言ってもいいくらいの目標でした。

とはいえ、ただ闇雲に叩いてもドラムはつまらないです。リズムなだけですから。そりゃ、コージーばりにバックにチャイコフスキーかけて派手にドラムソロやってりゃ本人は楽しいですが、それだけじゃ音楽を楽しんでいるとは……言えるけれど言いたくないです（笑）。やっぱ音楽は大勢で楽しまないと！

ということで、ドラムの再開がそのまま、『バンド活動・再開』という事になりました!!ジャーン!!

いきなり大丈夫かオレっ?!（◎◎；）

そもそもスティックを握らなくなって、かれこれ20数年になるわけですよ。途中、遊びで小一時間とか演る機会は度々ありましたけど、それは遊びであって、本格的に腕を振ったわけじゃないですからね。

ドラムってね、２本の棒を持って叩いてるだけに感じますよね。確かにそうなんですけど、案外物凄く体力を使うものなんですよ。

例えばスティックを握る両手。基本は軽く握ってるんですけれど、そんなままでシンバルを叩こうと腕を振ったらスティックは飛んでいっちゃいます。つまり握力（というより指力・ゆびりょく）が必要になるんです。

で、基本は身体の左側にあるハイハットシンバル（上下に開いたり閉じたりするやつ）を右手が、身体のまん前にあるスネアドラム（小太鼓）を左手が担当するわけですが、左手の上に右手がかぶさっているわけです。それを常態（じょうたい）としてますから、オカズ（リズムとリズムの継ぎ目に入れるアクセント。専門的にはフィル・インと言います）を入れるときに腕同士が当たったりからまったりしないように、それぞれの腕の動線（移動するライン）なんかも常に考えてないといけません。

もちろん一曲始まったら終わるまで腕は動きっぱなしですから、それなりの筋肉が無いともちません。腕を支える筋肉は肩にありますから、肩の鍛えも大切です。そして上体を支えていないと安定したドラミングは無理です。だから腰も鍛えないといけません。

そして僕の場合はツーバスと言って、バスドラムが二つあるんですね。最近はツインペダルと言う、バスドラムはひとつでも両足で連打できるペダルがあるんですが、とにかく両足がバタバタと動くんです。走るのと大差ありません。呼吸器官も鍛えないとすぐ息切れします。足の筋肉も持続力をつけないといけません。そしてツーバスの場合、左足にはハイハットシンバルのペダルもありますから、曲の途中での臨機応変な踏み替えが必要になります。そんなこんなをやっていると、上体のバランスなんて保てたもんじゃありません。そこで敢えてバランスを崩します。崩しながらオーバーアクションにつなげるんです。オーバーアクションってなんでしょうね（笑）。それは叩く上で大げさな動きにならざるを得ない局面を利用して、カッコよく魅せるための動きに変換する技術であり、同時に反動を利用して元の位置に戻るためのコントロールも行う事を言います。つまり、全身を鍛えないとドラムは叩けないという事です。

どうです。ものすごく難しそうでしょう！（笑）

でも、実際は楽しいし面白いですよ。よく「あんな両手両足がばらばらに動くなんて」と難しそうにとらえる方がいらっしゃいますが、そうでもないです。車の運転よりは遥かに簡単です（笑）。特にマニュアル車ね（笑）。半クラとかいって微妙なペダル感覚を磨く必要なんか無いんですから。思いっきり『ドガッ!!!!』と踏めばいいんですから!!（笑）

さて！少々遅れましたが、ついに復帰するドラマー岬の運命やいかにっ?!

どんな人たちと出会う事になるのかっ?!

どんな音楽を演る事になるのかっ?!

経済的に続けて行けるのかっ?!（笑）

ということで大冒険月間のスタートです！がんばりますっ!!

乞うご期待っ!!

　　　　　　　　　　　　　　　　つづく