福原愛と平野早矢香のダブルスを観た。
先取されたポイントを逆転して道を切り開き、世界ランク三位の香港を五位の愛ちゃんたちが下した。
そして平野早矢香のシングルスの戦い。
怖ろしいほどの勝負精神だった。相手から一瞬たりとも視線を逸らさない。監督のタイム申請すら見逃すほど、相手だけをにらみつけている。にらみ続けている!
女子卓球界のブルース・リーと呼んでもおかしくない(おかしいけど)。
試合の間、ずっと相手をにらんでいたその固い表情が緩んだのは、勝利したその時だった。涙なみだのその顔は少女そのものなのに、試合中の緊迫した空気をこの少女は会場いっぱいに張りつめさせていた。
オリンピック選手という人たちはスゴイ。
ホントにスゴイ。
なのに観ている側にはその緊張を持続させてもらえないのはなぜだ。
それは民放の視聴率体質が邪魔するのである。
コマーシャルが入るのは仕方が無い。それはいい。
何かとタレントたちの無用なコメントや不要な歌が流れる。これが興を覚ます。
オリンピックに芸能人は関係ないはずだ!!
抱き合わせで出さなくてもオリンピックならみんな見るだろうに。内容は重なったりしないんだから。
お願いだから真剣試合を落ち着いて観させてくれ。そうしてくれたら明日いきなりデジタル放送になったって文句言わないから。(言うけど)
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