岬話／Misakibanashi

しんどい……

昨日の午前中からなんかおかしい感じはしてたんだけど、どうやら風邪をひいたようです。

今日になってハッキリと兆候が……喉が痛くてつばを飲み込んだだけでも痛い……

昼間、仕事中に『塩飴』というのを舐めたら、まぁこれが物凄い勢いでしみたしみたっ　

空調の利いた職場で、ただパソコンを叩いてるだけの仕事。なのに身体は暑く感じたり寒く感じたりめまぐるしい。

熱はまだ無いようだけど、出るなら一気に上がってくれれば引きも早い。でもまわりのみんなに今年の傾向を聞くと、「微熱がぁ～、上がるんだか下がるんだかはっきりしない微熱がぁ～、イッっっしゅううかぁぁんもおおおお」続くと言うぢゃないかっ?!　冗談じゃないっ!!

ということで、今日はもう寝ます（笑）。

あ、そうそう。ちょっとmixiの方で必要になったので、こんな画像を作りました。

なんか魔王さんはこれを『すげー画像編集』って勘違いしてましたけど（笑）、これ、CDのジャケットを机の上にダァーッと広げてケータイで撮影しただけのものです。クリックして大きく伸ばして見ればそれぞれが重なっている影が解ると思います。

ちなみにパープルとレインボーのタイトル文字の部分はシール（未使用品）です（笑）。

用途に応じて使い分けようと思い、横位置のものも作りました。

すげー編集じゃあ全然ないんですけど、色味のバランスとか、机の天面がチラッとでも見えないように、細心の注意は払った……つもり。

一応、デザイン学校出てますからね。そういうところだけはこだわります。とはいえこれ、ごちゃごちゃなだけですね（笑）。

では寝ます。しばし復活まで日数いただくかもしれません。まだまだ寒さ続きます。皆さんもお体にはお気をつけください。

ではでは～

美勇伝-解散

盟友GINDAMA氏は娘連れで出かけたライブの真っ最中にこの発表を聞いたはずだが、岬の受けるショックが心配だからか、連絡が無い。

一方、もうひとりの盟友Tommyは、昨晩のパープルセッション終了時刻にケータイにメールを送ってきた。

　

『美勇伝、解散』

　

キャンディーズの頃の解散とは種類が違う。解散してもハロプロはあるわけで、三人の活躍も見ていけるとは思う。しかし、この三人のユニットとしての活動が見られなくなるのは本気で寂しい。

モーニング娘。の10年の歴史からすれば、美勇伝は４年に満たない活動期間。しかも、一般的にユニットとしての知名度は低い。

岬が見てきた中での彼女たち三人の活動も、確かに華やかな表舞台的なものは無い。無いが、だから彼女たちが三流だったかというとそんなことはまったく無い。

なっちや後藤（ゴマキ）というモー娘の代表顔二人がいる中に四期で入り、細々と、しかし着実に実力をつけ、やがて頭角を現し、ピースでセンターを奪取したところから新たな顔として卒業まで娘たちを牽引し続けてきた『石川梨華』。彼女がリーダーを任され、新人二人を引っ張ってきたのが美勇伝だ。

途中、波乱のドラマがあった。二人とは違いすぎる実力と経験値。ユニットに与えられた「美しく勇ましい日本女性像を次世代に伝えてゆく」という使命……二人に差し伸べる手も叱責も空回りに終わること数え切れず。一時期、リーダーとしての悩みはその活動の中にも表出していた。勘の鋭いファンたちは心配した……

だが、苦しむ石川梨華にここ一番の助言が。送ったのは誰あろう『つんく』。いい言葉をかけている。

「付いてくるか気にせずに前を走っていけばいい。ふたりをその後姿を見てついていくから」

親心無くしてこれが言えようか。見事な助言である。

そこからの美勇伝のふっ切れたパフォーマンスは物凄かった。石川梨華は彼女の持つすべてを出し切って歌い、踊った。そして二人は……

　

『三好絵梨香』は北海道から出てきた。モー娘のなっちとカオリンからスタートした道産子シリーズの末裔で（笑）、期待通りの方言を吐く。が、正直始めの頃は単なる新人でしかなく、どんなキャラに転んでいいのか転び方も解らないド素人であった。

だが、なかなかキャラが見えてこない彼女に一大契機が。ラジオ放送で繰り出されるぶっ飛び発言の数々。特に初期の極めつけは『私、解体部だったんですよ』（笑）。

解体部

なんだそれはっ

『壊れた冷蔵庫とか電気製品とか拾ってきてみんなで解体するんです』……

ハァ

となるしかない。こんな発言がとめどもなく出てくる。

『コウモリ？私夜中に独りで公園散歩するんですけど、東京でもよく飛んでますよ。お友達ですから』

アイドルが夜中に独りでって、コウモリとお友達ってあなた

こんなワケの解らない側面がファンを増やしていったのは紛れも無い事実である。実を言うと岬はこのコの大ファンである（笑）。というより、三好がいなかったら岬は今ほど美勇伝を応援していなかったかもしれない。

　

さて、三人目はこのコ。『岡田　唯』。

大阪出身で、デビュー時はまだ17才だった。

考えてみれば面白い取り合わせだった。北海道と関西の新人を関東のリーダーがまとめていく……絶妙である。その絶妙さは三人のトークに活きてくる。実は年長の三好がさりげなく道産子言葉を避けようと標準語を使い始めると、年少の岡田が『あざ笑うがごとく』コテコテの関西弁でやっつけてしまう。やっつけられた三好はどうにか応酬しようとするが、いっぱいいっぱいの頭で漏らす言葉は紛れも無い道産子言葉。それをリーダーが納めようとするのだが、どちらかというと構ってほしくて間に割り込んでいるだけで、この三人のトークは『噛みあわず、落ちもなく』なままが新鮮で良かった。

そんな中、岡田のキャラはデビュー直後から爆発する。

年少にも関わらず、セクシー路線なのだ。オバカでセクシー。しかも関西弁。これは萌え心をくすぐる！マッチ売りの少女に扮し、泣きながら関西弁のイントネーションで「マッチ買ってくださぁあああぁぁあぃ」と食い下がるコントにはめちゃくちゃ笑わされた。

　

　

昨年ごろから美勇伝は変わった。

全員が弾けだした。

リーダーは全力疾走に入った。

二人は猛追した。

その結果、三人が三人とも、自分自身の在り方・キャラの活かし方・進み方が見えてきたのだろう。そのパフォーマンスの素晴らしさは昨年秋のモー娘との帯同ツアーでも発揮された。

　

　

美勇伝のデビューツアーに出向いた時、初々しく、ある意味粗雑でありながらも必死に頑張っている三人を見た後、GINDAMA氏と酒を飲みながら交わした言葉がこれ。

「よし。美勇伝は大丈夫」

この一言が言えたあの日の酒は本当に美味かった。

これから迎える解散の６月……僕らの胸にはどんな感慨が浮かぶのだろう……

ハロプロのユニットの中で、明確な形で『解散コンサート』が行われたものは過去に無い。自然消滅ばかりである。そこにどんな意味が込められているのか。三人にどんな進路が用意されているのか。しみじみとはしていられない。

　

Purple Session 大成功!!

六時間に及ぶセッション大会だ。ただでさえあれこれ書くと長くなる。なので結果から書く。

大成功である!!

自分も含め、アマチュアの集まりである以上、せいぜいそこそこの演奏が決まれば、それで良しとするべきと考えていた。それがどうだ?!　物凄い完成度を見せた曲のなんと多かった事よ！　みんな上手い！　贔屓目でなく、確実に実力のあるメンバーが揃ってしまっていて、もう物凄いことになってしまった。

しかも贅沢なことに、ギタリストが５～６人とかいて、曲によってメンバーが代わる。思い入れの強い曲、大好きな曲、このソロならオレ完璧……そんな人たちがその曲で演奏してくれる。当然、ベースもキーボードもボーカルも、そしてドラムもそう。だからこそ、ほぼ完璧な演奏が聴ける。

ところが今日の催しでイチバン面白かったのは、実は『この曲、よく知らないんだけど……』というメンバーが混ざったとき（笑）。

なぜか。

パープルのオリジナル演奏を我々は『スタジオバージョン』と呼ぶが、フェードアウトなんかで終えている曲なんかは終わり方を考えなければならない。そこでライブアルバムとかで演奏されているものがあればそれを選んでコピーする。それを『ライブバージョン』と呼ぶ。で、通常はそれで済むのだが、パープルに関しては簡単に済まない。バンド活動が長いため、ライブアルバムにもいくつかあって、オーソドックスな曲（ハイウェイ･スターとかバーンとか）になると、微妙だけど違う部分が随所にある。しかも集まっているのはパープルを自分で演奏してしまおうというレベルのファン。つまりは『パープル・マニア』なわけで、あれやこれやと海賊盤まで聴き込んでいるため、とんでもない種類の演奏パターンを知っているわけだ。しかも！パープルそのものがインプロヴィゼーション（即興）をふんだんに取り込むバンドなもので、同じ時期のツアーでも「昨日の武道館と今日の大阪年金ホールではイントロが違う」みたいなこともしょっちゅう。だから海賊盤を聞き込んでもみんなが違う盤を聴いていれば演奏は食い違ってくる。

そんな状況のまま演奏が開始されると、演奏者は必死だが、聴いている周りの方はハラハラする（笑）。物凄くドキドキしながら、ある者は必死に手拍子を叩き、ある者は口をあんぐりと開けたまま「どうなるんだろー」と目だけキョロキョロ（笑）。

しかしそれがなぜかうまく終わるのである。不思議だが終われるのだ（笑）。思えばパープルのコアなファンである我々は、その即興演奏の部分も含めてのファンなため、『どーにかなるさ』の精神で乗り切れるようになっているのだろう。逆に言えば、こういう演奏は、単に完璧なコピー演奏よりもパープルらしい演奏になっていて、ドキドキハラハラの末に曲がビシッと終わると、全員から思わず歓声が上がる（笑）。これは感動する。心の底から感動する。

それと今回、同じドラムで参加してくれた『よ～へい』氏に感動した。21才。岬の半分の年齢だ。中一でパープルを耳にし、大学で初めてドラムを叩き始めたという。これが上手い！ツボを心得たスティックさばきの切れがよく、テンポに乱れの生じない堅実なドラミングに舌を巻いた。一緒に聴いていたすまいるさんが感心してたけど、それも当然だろう。本当に感心した。これからが楽しみだ。

それからもうひとかた、岬がチョー感動したのがベースの『らぶらぶらぶり～軍曹』さん。ちょっと前に書いたケーキのホール食いとか、妙な影響を戴いてますけれど（笑）、そういうのは別として、今日は軍曹さんの超絶的な指さばきに超弩級に感動した。実際軍曹さんと話もしたけれど、今日やった曲の中で『治療不可』というのがあり、それは三連符が怒涛のごとく繰り返されるもので、ピック弾きにせよ指弾きにせよ、それはもう恐ろしいほどに大変な曲。しかも僕が走る（テンポが速くなること）ものだから、当然ながら難しくなる。なのに彼女は平然とニコニコと、ある時はシレ～っとしたまま（笑）指弾きで対応してしまう!!　こっちはツーバスで三連、ベースは２本指で三連。このリズムのコンビネーションが崩れればこの曲は最悪な結果に終わる。なぜならこの曲はインストだから。歌が無いのである。ギターはメロディとソロで精一杯。キーボードもそう。だからドラムとベースは絶対に崩せない。これが……軍曹さんの的確な指さばきで完璧に終えられた。この時の感動は物凄かった。

ちなみに軍曹さんが都合で早めに帰ることになった時、ぜひもう一曲とアンコールがあり、今一度この曲を演奏した。この時は二度目という事もあり、岬がライブバージョンを意識して、更に速くて起伏に富んだ演奏になったが、それでもキッチリやりきってしまうのだった。技術の高さにひれ伏す思いだった。軍曹さん、素晴らしい演奏をありがとう！今日の鉄壁のリズム隊の経験は岬には貴重な体験でした。心から感謝です！

で。

どーにもこーにも苦労していた『スペーストラッキン』。

無難に終えました（爆）。いやぁ、そこそこの演奏ではありましたが、周囲の演奏があまりにも素晴らしくて、適当に叩いたくらいでその演奏のグレードは落ちませんでしたね。皆さんに助けられましたよ、はい。

さて、お礼などを。

すまいるさん！今日始めてお会いできましたけど、同じコージー・ファンとして物凄く熱烈なものを感じました。なんか他人の気がしませんでした（笑）。いろいろ話せて嬉しかったです。ありがとう！これからもよろしく!!

haguさん！お話する時間があまり取れませんでしたけど、いろいろありがとうございました！打ち上げの時にお話したいですね！

魔王殿＆いぶくろう殿！お疲れ様でした！今日はいい経験しましたよね、僕ら。これからも切磋琢磨で頑張って行きましょー!!

てことで、今回のセッション大会は、ギガント大成功でしたっ!!

良かったホント！良かった良かった……（感涙）

一夜漬けの試験勉強に何の意味がある!!

ということで、燕尾服にアイロンも当てたし……燕尾服っ?!なんでこんなモノ……

いやいや……ハァァ

　

　

焦ったってもうしょーがないじゃないかあしただよあした誰がなんてったって明日になっちゃったものはしょーがないさね叩ける？叩けるかオレ？叩くさなにがなんでも好きで始めたドラムぢゃないか頑張るぜちきしょー何がちきしょーだそれを言うならちくしょーだろ！いま畜生って言った？それ放送禁止用語だからでもこれ放送じゃないしうるさいそんな屁理屈はどーでもいーのだ明日だぞ明日べんきょーしなくていーのかってどーいうべんきょーすればいーのだってうるさいなべんきょーべんきょーとお前はきょーいくママかお前って誰？オレ？誰？やかましーわっ！とにかく明日だこりゃもうどーしよーもないことなのだ腹くくれくくれ？くくれ！くくれ?!ククレカレーってあったよね今も売ってんのかな？そーぢゃねーだろ！どーすんだお前スペーストラッキンできてねーだろーがう～ん何とかなるんじゃいーやならんっ！あんなできのままみんなの前でプレイするくらいならオレは死ぬ！オレが死ぬの？お前が死ぬんだお前はオレだろーが！まぁ落ち着け来月号のB.L.T.でも見てあっ?!モーニング娘。が１ページも出てない!!ちきしょー!!いま畜生って言ったろそんなこたぁどーでもいー！いよいよ明日だ泣いても笑っても明日だってことは変わらないメソメソするなっっっっっ!!一夜漬けで試験勉強してどーにかなったか?!いーや！どーにもならなかった！すべては日ごろだ日ごろの努力がモノをいうのだモノがしゃべるかっやかましーわいややこしー話すなっわーんモーニング娘。がーとにかくだ！泣いても笑っても笑ってないもーんそーぢゃなくてっせんせー聞こえませーん！

　

　

　

　

　

セッションまであと一日……もない

立て岬立ち上がるのだっ

……いや、その前に深呼吸して寝れっ

ご報告。おやじ、とりあえず元気。

一ヶ月ぶりに術後経過を診るため、おやじを病院へ連れていきました。

すこし良くなってました。僕もすこしだけ安心。

また来月行きます。

ご心配戴きました皆様、心より感謝しております。とりあえず、そんな状況です。

それはそうと。

さぶがっだなぁぁ!!（涙）

もう、今日は電車の中も、海沿いも（そりゃ当然か）、タクシーの中も、病院も、どっこも寒かった。

みぞれは降るし、雪に変わるし。

暖かかったのは午後から出た職場だけだった（笑）。

　

　

今日は仕事帰りに西武新宿線・新宿駅上の島村楽器に寄って来た。

カズーという楽器を買った。先日いぶくろうさんがだいぶ高いのを買ったみたいだが、僕のは300円（爆!!）。でもこんなオモチャみたいなものだから、300円でじゅーぶん！

どんなものかは……後日また（笑）。

あと、イアン･ペイス的ドラミングのためにスティックを新調。これは……これも後日載せます（何なんだよ・笑）。僕のドラミングのクセを矯正するのに絶好のものを買いました。

　

　

　

　

セッション大会まで、あと３日

僕は聞くぞ。

今の世の中大変です。

前はうつに悩む友人は一人だけでした（笑）。
そのうち自分も会社の倒産の処理の中で様々な人々の生活が壊れていく様を見、自分の生活も破綻寸前という恐怖を味わって引きこもりを体験しました。
幸い新しい仕事の忙しさがそれを忘れさせてくれましたが、その後、気付くとまぁ増えた増えたうつだ引きこもりだの友人たちが。
しかも新しく知り合った仲間に多い。
今、いちばん身近にいる仲間もまた、うつに苦しんでます。

そりゃ大人になればなるほど体は疲れるし、周囲も同じ。親たちは老いて鬼籍に入りはじめる。親戚も。兄弟も。
でもそういう昔から変わらない要因はむしろ関係ない。
今の世の中は、日常生活の中での心の疲弊が物凄すぎます。
ストレスなんていう言い慣れた言葉で表現しちゃいけないくらい、殺傷能力の高い精神的圧迫があまりにも多すぎる。
いったい何が昔とそんなに違うのだろう。
会社組織？
学校？
家族？
そう。どれも変わってきてます。正直、その存在意義が薄れてきてる。
家族も?!
そう、家族の存在意義ですら今や怪しい。
しかし、そんな中でも「これだけあれば何とかなる」と、そう思える要素はたぶん「人のおもいやり」だろう。
昔はこう書くと夫婦間の愛情とか、友達との友情だったりしましたけど、今はもっと根本的な部分。

『自分のポリシーを自分で破壊してでも自分を怠けさせる力』

これが究極の思いやり。自分に対する奥の手的思いやり。
人は簡単に「休めよ」と言います。
けれど休めない。それは会社も学校も同じ。言葉でいくら言ってくれても、社会はそれを許さない。
いや、実際は許してもらえるのかもしれない。でも「休めない」という強迫観念が付いて回る。
そんな強迫観念を押し退けるだけの強い精神力を発揮しないと、おいそれと休めない。
でも疲弊した精神でそんな判断は難しい。
だから頑張ってしまう。
だから体が、精神が悲鳴を上げる。
それでも周囲の理解がなければ、人間は簡単に朽ち果ててしまう。そんな友達が多すぎる。

そういう経験の無い人には解らないだろう。
なんでそこまで自意識過剰に自分を苛めてしまうのか。体を壊してしまっては元も子もないだろうに。
経験の無い人は簡単にそう言い、それを処方箋の様に連呼する。

違うのだ。そんなことは重々承知しているのだ。それでも何かがひっかかり、何かの重圧があり、どうにかするには足掻くしかないのだ。
そういう状況の中でその『何か』をほったらかしに自分が休めば、その『何か』によって同僚が・友人が・家族が苦しむのだ。
その『何か』である要因が解決もしくは放置できる状況にならない限り、本当の安息はない。
だから頑張ってしまうのだ。だからこそ必要なのは、

『自分のポリシーを自分で破壊してでも自分を怠けさせる力』

これは要は、何事においても自分の立場や健康を損なわないように立ち回ることを指す。
転んでからでは遅いのだ。
しかし……

こんな生き方は間違いなく『悪者の生き様』だ。

「苦労は買ってでもしろ」
「一日一膳」
「石の上に三年」
「千里の道も一歩から」……

僕たちは幼少の頃から、これらの言葉をこんこんと聞かされ続けてきた。そうして大人に成長した。そしてそこに待ち構えていた大きな壁は、よりよい人間の生き様と比較してあまりにも正反対な生き様。
そうなのだ。奥の手的究極の思いやりである『自分への思いやり』というのは、こういう性質のものなのだ。だから心正しき人々は簡単に実践できないのだ。

仮にこれを躊躇せず実践できていれば、心を・身体を蝕まれることは無いかもしれない。
でもできないのだ。
したくないのだ。
ポリシーを曲げるなんてことはそうそうできることではないのだ。

悩んでいる友人がいれば相談に乗ってあげたい。

泣いている子供がいればどうしたのか聞いてあげたい。

偽善でも何でもない。自分が苦しみを知っているから、同じく苦しんでいる人をそのままにしたくはないだけだ。

そんな心優しい人々ほど、苦しみにのた打ち回っている。

どうしたんだこの世の中は。
どうすべきなんだ、我々は……

せめてもの救いを最近ひとつ見つけた。
友達の女の子が泣きながら深夜にかけてきた電話で、長く話したあと最後に笑いながら言ってくれた。

「今話せてよかった。助かった。こんなこと、話せる相手いないから」

まだ救える。話そう。
まだ救える。とことん話そう。
聞こう。その悩みを。いくらでも聞くぞ。なんでも聞くぞ。吐けないものを全部吐いてくれ。
吐けそうにないなら僕が指を突っ込んでてでも吐かせてやるから。
絶対楽になれるから。
そうだ。僕も仲間に話して助かったことはやまほどある。
だから。
家族に聞いてもらえないなら、同僚が・上司が・友達が・先生がダメでも僕は聞くぞ。

聞くぞ。

ケーキはやっぱり……

数日前から餃子を山ほど食べたくて仕方なくて、今日は新宿の王将にでも行こうかななんて思ってたんですが、今朝起きた時、なんか独りで店で食べるのが嫌になって（笑）、でも何か食べないとおなかは空きますよね。そこで何か『意義のある食べ物（なんだそりゃ・笑）』を考えたところ、今度のセッション大会でベースを弾いてもらう『らぶらぶらぶり～軍曹』さんの趣味（と言うより生態か・笑）である『ケーキのホール食い』を思い出した。たぶん、昨晩仕事の帰りに独りで二時間ほどドラム叩いてきたんですが、すんごい汗かいたんですよ。で、体内の必要なものが不足して、本能がそれを補おうとしてるんでしょうね（という解釈もアリってことでお許し下さい、みなさま）。

さてさて、僕は元から甘党なのでコレはいつか必ず試してみようと気楽に考えていたんですが、実際にやろうとすると妙な抵抗が生まれるんですね。

どれを食うのか。それでいいのか。これでいいのか。つまり、どの店のどんなケーキにするかが決まらないわけです。

「そこかよっ?!」とツッコまないように！ここは大事です。どうせ食うなら美味いものを納得して食いたいじゃないっすか（笑）。で、調布の駅周辺をウロウロすること一時間あまり。あの店この店いろいろと観て歩いたけど、どれも美味しそうなんだけどコレだという決定打に欠ける。しょうがない、駅の反対側も見てみるかと駅に戻るときにこの店の存在に気付いた。

コージーコーナー！

そうかっ!!　調布にもあったのかこの店はっ!!

たいして食べ歩きとかしない僕にとって、ケーキといえば不二家かコージーコーナーなんですね。一方の不二家がコケてしまった今、僕にとっての聖地はここしか無いわけです。でも調布にあるなんて今までぜんぜん知らなかったんですよ。何度も目にしているはずなのに気付きませんでした。渋谷店は、以前仕事帰りに毎日のように見ていたんですが、でもあの店に入る事は一度もありませんでした。甘党でケーキ好きなクセにどうして入らなかったのか……簡単な話です。独りで買って帰ったってつまらないからです。

ケーキに限らず、持ち帰り品の多くは独りで食べると美味しくない。朝･昼･夜の三食は仕方なくとるけれど、それ以外の、特にこのテのものはできれば独りでは食べたくないんですね。万年五月病ここに極まれり、ですね（笑）。

で、買って来ました（笑）。

ティラミスのシフォンケーキ（でいいのかな？）。号数は忘れました。そんなに大きくはないです。ちなみにこれで1.100円。苺とかの乗っている白いケーキよりは安いんですね。あっちは2.000円は下らなかった。それだけ原料使ってるんでしょうかね。

僕は別にティラミス好きってわけじゃないんですが、無駄にせずに済むものを選ぼうとしてこれになりました。これなら残さず食べられそう。『苺の乗った白いケーキ』は、大好きなんだけどたくさんは行けそうになかったんです。オマケに残すと苺が乾燥しちゃったりして、あれを見るのが忍びないんですね（笑）。

で、食べはじめたら何ということか。あっという間にここまで食べてしまいました。

しかしここである思いが頭をよぎります。

いくらなんでもこの食い方は勿体無いだろうと。

世界にはケーキどころかパンもろくに口にできずに死んでいく子供たちが大勢いるだろうと。そんな今、お前はこのケーキをまるごと一気食いして罪の意識は感じないのかと。

でも買ってきてしまったケーキです。今僕が食べなかったら無駄になるケーキです。捨てるしかなくなるそんなケーキを前にして、強烈なジレンマに襲われます。

食うべきか。

食わざるべきか。

　

　

食うさっ!!

食うに決まってるじゃないですか！

食わなきゃいけないんですよ、ハイっ!!

悲しいかな日本の食社会は飽食状態です。食べる人の数以上の食べ物が日々生産・流通され、日々売れ残りや食べ残しが生まれ、毎日処分される残飯の量たるや恐ろしいものがあります。

だからこそ、無駄にしてはいけないのです。微塵も残さず、きれいに食べないと食べ物たちは成仏できないのです。

という事で、完食!!（笑）

やっぱり僕は甘党なんだなと、しみじみ思いました。

飲み物は、僕にしては珍しいブラックのままのコーヒーでスタート。途中で牛乳にしました。コーヒーより牛乳の方が合いますよね？　あれ、違いますかね？　僕は昔からカステラとかホットケーキとかには必ず牛乳なんですよ。なぜか解らないけど、そうなんですよね。

しかし、ここまで食べるとしばらく腹は減らないだろうなと……そう思うでしょ？

違うんですねこれが。甘いものはべつ腹って言いますが確かにそうで、普通に夕食入りましたからね。人間の体って、不思議ですね！（そんな結論でいいのか?!）

　

　

　

てことで、セッションまであと７日！　７日しかないっ!!　（いいのか、こんな締めで？）

叩くのとひっぱたくのとではワケが違う

ドラムは当然ながら叩いて音を出す。

軽く叩いても強く叩いてもそれなりの音は出る。

しかし、昔から耳にしてきた『感動できる音』は、ひっぱたく音だった。

上手い演奏や素晴らしい演奏はプロの数だけ出会える。でも、全身の血が沸騰するような演奏というのはなかなかお目にかかれない。

そんな演奏をずっと聴かせてくれた、あの打神の音に、一歩でも近づけるよう、あれやこれやと考える。

そして、叩くのではなく、ひっぱたくドラミングを、ひたすら追い求めたい。

ひっぱたく。

簡単なようで難しい。強く叩けばいいというもんじゃない。スティックを寝かせばその音は強烈になるけれど、寝かせすぎればリム（皮を固定すると同時に張る、太鼓の周りを囲う金具）に当たってしまう。それはリムショットと言って、甲高い音は出るがひっぱたく音ではない。

手首のスナップを最大限に活用するのだが、ドラムはピッチャーがボールを投げるような『一回投げてしばらく休み』なんてのは無い。物凄い速さでの連打の繰り返しが多い。スナップも小気味よく繰り出さなければいけない。

できるか俺に？

やれるか俺に？

　

そんなことを考えながら日々を過ごす。

だがしかし……

　

今度のセッションにあの打神は関係ないのだった……

　

　

　

セッションの日まで、あと10日!!

大人のアニメが聞いて呆れる

『墓場鬼太郎』の放送が始まった。深夜枠だ。

キャッチフレーズは「大人の鬼太郎」。いろんな意味で大人な作品ということらしい。

題材は『ゲゲゲの鬼太郎』の前身である。

今や大衆キャラと化した鬼太郎だが、実はこういう背景を背負って生まれてきた、とっても重いキャラクターなんだよと、若い人たちに教えるのはいいことだと思う。だいたい考えてみたら変じゃないか。今までの鬼太郎は放送されるたびに人間の味方みたいになってきている。まるで昭和の時代にそのキャラクターを変化させていったゴジラの様だ。ゴジラはもともと原水爆の放射能によって生まれた大怪獣で、人間の味方とかになるタマじゃなかった。なのに作品を重ねるごとにそうならざるを得なくなってくる。つまり人気取りをしなければもたなくなってくる。なら無理に作らなければいいのだ……が、企画段階で聡明な決断をする人格者なんて、映画屋にもテレビマンにもいないのだ。まずはゴジラありき。まずは鬼太郎ありき、なのだ。

で、今度の鬼太郎は原点に戻り、壮絶かつおどろおどろしい世界観を忠実に再現してくれるという。

貸し本の時代をギリギリのところで知っている世代としては、これはとても嬉しいことだ。オリジナルのもつエネルギーと特異な世界観は、現代のゴジラに対しての初代『ゴジラ』のそれと同じで、まさに『恐怖』であり、『驚き』であり、『トラウマ』なのである。

そして始まった放送を、僕はジックリと見せてもらった。

　

　が、

　

　

　が……

　

　

ガックリしちゃったよ、マジで（泣）。

深夜枠。「大人の」。味方になったであろうそれらの条件を、演出家は『駆使』したのか？

はっきり言う。できていない。

色味や作画も原作の雰囲気を出そうと頑張っている。それは痛いほど解った。主題歌や副主題歌が雰囲気をぶち壊していてもそこは文句は言わない。後々にそれらの歌が馴染んでくることもあるから。

では何が気に入らないか。

この一点である。音だ。音響である。アニメは元から音の存在しない媒体だから、頭からお尻まで、すべてに音を付けなければならない……と、多くのアニメ作家たちは『勘違い』している。特にベルトコンベア式に製作されるテレビアニメの場合、たいした考えもなく、音響スタッフに任せて音で全編を埋め尽くしてしまう作品が多い。音なんかしないだろう場面にもイメージ音というものが重なる。このイメージ音というものが、今回の鬼太郎みたいな作品の場合、命取りになる。

火の玉がフワ～っと漂っていくシーンがあったが、まさにここに『ﾌﾜｱｱｧｧｧｱｱｱｧｧｧｧｱｱｱｱｧｧｧｧｱｱ』というイメージ音が付く。他にも様々な『アニメ的イメージ音』が枚挙に暇も無いほどに鳴り捲る。しかし、これらの音は必要だろうか。

そもそもよく考えてみてほしい。昭和初期。鬼太郎というキャラクターの生まれた時代。国産のテレビアニメもまだなく（アトムの放送が昭和38年だ）、墓場や幽霊、妖怪、お化けなんてものも今みたいにテレビやＤＶＤで山ほど見ることは無かった時代だ。夜の闇に何が潜むか解らなかった時代の恐怖は、今みたいに「観て」「聴いて」「びっくり」するような種類のもんじゃなかった。ショックではないのだ。ひたひたと得体の知れない何かがそこにいるようないないような……そんな不確かなものの怖さがメインだったのだ。角を曲がったとたんに感じる空気の澱みみたいな、意味不明な恐怖感があの時代にはあったのだ。逆に言えば、あの時代には『余計に恐怖を煽るものは無かった』のである。現代の作品のように、音響と映像で煽ってしまってはいけないのだ。心理戦が必要なのだ。あの時代の空気感がうまく再現されていたら、雰囲気だけで相当コワイものになったはずなのだ。

結局、アニメ的な音を付けることによって、大人の鬼太郎にするつもりだった作品が、単なる『鬼太郎の新作アニメ』になってしまった。その事を演出家は理解していない。

どうしてそんな場当たり的な感覚でこの原作に手を付けられたのか。とても不思議だし、残念だし、悔しい。大真面目に意見するが、音とか音楽なんてものは映像を補佐するものなのだ。それに頼っちゃいけない。作画は頑張っているのだ。カメラワークもいい。演出家の目線は間違っていないのだ。だが音に関する限り、演出家は研究がまったく足りない。極端な話、墓場のシーンも古寺のシーンも、イメージ音なんか無くていいのである。すすきのかすれあう弱い風の音や、地虫の地味な合唱を延々聞かせてピタッと止めるとかでも充分怖さは引き出せるのだ。

そもそもどうしてヒーロー然としたキャラに成長した『誰もが知っている鬼太郎』のオリジナルの声優を使ったのか。こうまで徹底して原点を表現したかったのなら、そこからして間違いであろう。野沢雅子氏がいかにシニカルな鬼太郎を低音で演じきったとしても、視聴者の心の底には『正義の鬼太郎』がいてしまうのではないか？

と、苦言ばかりを書いたけれど、こんなことは珍しい。新番組をここまでけなしたことは最近無かった。それだけ期待が大きかったのだ。自分に対して、慰めの言葉をかけるとしたらこれしかない。

「まだキューティーハニーは終わらないから!!」（笑）

　

カラオケで大爆発

いや、別にカラオケ店で爆発事故があったわけじゃありませんから（笑）。

僕は昔、吹奏楽部で腹式呼吸法を身につけました。発声と一定の声量を長く維持するためで、パーカッションには無用なものですが、部長だったので率先してやる必要がありました。しかも元がロック好きなせいもあって……いまカラオケに行くと『当たり前のように声量を発揮して歌ってしまう』というクセがあるんですね。これ、普通の人たちからすると『うるさい』んです。特にロックみたいな『騒がしいだけ』な音楽を嫌いな方ばかりの中だと、とても浮きます。

この悩みはチト面倒。

例えば『モーニング娘。』を歌ったらここでは浮くだろうなという集まりの場合、歌わなければいいわけです。当たりさわらずなレパートリーをいくつか持っていれば、大概の場面は乗り切れます。しかし声量……これはなかなかセーブできません。歌っているうちに声が大きくなってきちゃう。

岬と仲良くしてくれる仲間たちはこの点を非常によく理解してくれてます（笑）。だから昔のアニメソングなんかも平気で歌ったりできます。しかし……

　

ロックはそうもいきません。

まず『知られていない曲が多すぎる』。

しかも『英語』。つまり『何を歌っているのか解らない』。

もっと言うと『歌っている本人も意味は知らずに歌っている』。

ひどい場合、『歌詞をすっ飛ばして歌うしかない場合が多い』（笑）。

　

アニメソングが一般的なカラオケで市民権を得たこの時代でも、ロックばかりは『好きなモノどうしでなければなかなか歌えない』わけです。

で、実は昨日、バンドの練習のあとで新年会と称し、カラオケに行って参りました。

渋谷のパセラ。カラオケ店の中では比較的割高な店ですが、この店にした理由は明確です。

『外国の曲数がめっちゃ多い!!（笑）』

そりゃそうです。日本中のカラオケシステムを一気に利用できるのが売りですから。

　

　

　

いやぁ、ロックバンドのメンバーですからね。あんな曲やこんな曲や、もう好きなだけ歌って暴れてきました。しかも……ギター弾くなよカラオケ屋でっ!!（笑）

まぁ、なにはともあれ、素晴らしい新年会になりましたよ、ハイ。

ちなみにこんな中でも岬の一曲めは『キャプテンハーロック』でしたが……なにか？