岬話／Misakibanashi

Purple Session 大成功!!

六時間に及ぶセッション大会だ。ただでさえあれこれ書くと長くなる。なので結果から書く。

大成功である!!

自分も含め、アマチュアの集まりである以上、せいぜいそこそこの演奏が決まれば、それで良しとするべきと考えていた。それがどうだ?!　物凄い完成度を見せた曲のなんと多かった事よ！　みんな上手い！　贔屓目でなく、確実に実力のあるメンバーが揃ってしまっていて、もう物凄いことになってしまった。

しかも贅沢なことに、ギタリストが５～６人とかいて、曲によってメンバーが代わる。思い入れの強い曲、大好きな曲、このソロならオレ完璧……そんな人たちがその曲で演奏してくれる。当然、ベースもキーボードもボーカルも、そしてドラムもそう。だからこそ、ほぼ完璧な演奏が聴ける。

ところが今日の催しでイチバン面白かったのは、実は『この曲、よく知らないんだけど……』というメンバーが混ざったとき（笑）。

なぜか。

パープルのオリジナル演奏を我々は『スタジオバージョン』と呼ぶが、フェードアウトなんかで終えている曲なんかは終わり方を考えなければならない。そこでライブアルバムとかで演奏されているものがあればそれを選んでコピーする。それを『ライブバージョン』と呼ぶ。で、通常はそれで済むのだが、パープルに関しては簡単に済まない。バンド活動が長いため、ライブアルバムにもいくつかあって、オーソドックスな曲（ハイウェイ･スターとかバーンとか）になると、微妙だけど違う部分が随所にある。しかも集まっているのはパープルを自分で演奏してしまおうというレベルのファン。つまりは『パープル・マニア』なわけで、あれやこれやと海賊盤まで聴き込んでいるため、とんでもない種類の演奏パターンを知っているわけだ。しかも！パープルそのものがインプロヴィゼーション（即興）をふんだんに取り込むバンドなもので、同じ時期のツアーでも「昨日の武道館と今日の大阪年金ホールではイントロが違う」みたいなこともしょっちゅう。だから海賊盤を聞き込んでもみんなが違う盤を聴いていれば演奏は食い違ってくる。

そんな状況のまま演奏が開始されると、演奏者は必死だが、聴いている周りの方はハラハラする（笑）。物凄くドキドキしながら、ある者は必死に手拍子を叩き、ある者は口をあんぐりと開けたまま「どうなるんだろー」と目だけキョロキョロ（笑）。

しかしそれがなぜかうまく終わるのである。不思議だが終われるのだ（笑）。思えばパープルのコアなファンである我々は、その即興演奏の部分も含めてのファンなため、『どーにかなるさ』の精神で乗り切れるようになっているのだろう。逆に言えば、こういう演奏は、単に完璧なコピー演奏よりもパープルらしい演奏になっていて、ドキドキハラハラの末に曲がビシッと終わると、全員から思わず歓声が上がる（笑）。これは感動する。心の底から感動する。

それと今回、同じドラムで参加してくれた『よ～へい』氏に感動した。21才。岬の半分の年齢だ。中一でパープルを耳にし、大学で初めてドラムを叩き始めたという。これが上手い！ツボを心得たスティックさばきの切れがよく、テンポに乱れの生じない堅実なドラミングに舌を巻いた。一緒に聴いていたすまいるさんが感心してたけど、それも当然だろう。本当に感心した。これからが楽しみだ。

それからもうひとかた、岬がチョー感動したのがベースの『らぶらぶらぶり～軍曹』さん。ちょっと前に書いたケーキのホール食いとか、妙な影響を戴いてますけれど（笑）、そういうのは別として、今日は軍曹さんの超絶的な指さばきに超弩級に感動した。実際軍曹さんと話もしたけれど、今日やった曲の中で『治療不可』というのがあり、それは三連符が怒涛のごとく繰り返されるもので、ピック弾きにせよ指弾きにせよ、それはもう恐ろしいほどに大変な曲。しかも僕が走る（テンポが速くなること）ものだから、当然ながら難しくなる。なのに彼女は平然とニコニコと、ある時はシレ～っとしたまま（笑）指弾きで対応してしまう!!　こっちはツーバスで三連、ベースは２本指で三連。このリズムのコンビネーションが崩れればこの曲は最悪な結果に終わる。なぜならこの曲はインストだから。歌が無いのである。ギターはメロディとソロで精一杯。キーボードもそう。だからドラムとベースは絶対に崩せない。これが……軍曹さんの的確な指さばきで完璧に終えられた。この時の感動は物凄かった。

ちなみに軍曹さんが都合で早めに帰ることになった時、ぜひもう一曲とアンコールがあり、今一度この曲を演奏した。この時は二度目という事もあり、岬がライブバージョンを意識して、更に速くて起伏に富んだ演奏になったが、それでもキッチリやりきってしまうのだった。技術の高さにひれ伏す思いだった。軍曹さん、素晴らしい演奏をありがとう！今日の鉄壁のリズム隊の経験は岬には貴重な体験でした。心から感謝です！

で。

どーにもこーにも苦労していた『スペーストラッキン』。

無難に終えました（爆）。いやぁ、そこそこの演奏ではありましたが、周囲の演奏があまりにも素晴らしくて、適当に叩いたくらいでその演奏のグレードは落ちませんでしたね。皆さんに助けられましたよ、はい。

さて、お礼などを。

すまいるさん！今日始めてお会いできましたけど、同じコージー・ファンとして物凄く熱烈なものを感じました。なんか他人の気がしませんでした（笑）。いろいろ話せて嬉しかったです。ありがとう！これからもよろしく!!

haguさん！お話する時間があまり取れませんでしたけど、いろいろありがとうございました！打ち上げの時にお話したいですね！

魔王殿＆いぶくろう殿！お疲れ様でした！今日はいい経験しましたよね、僕ら。これからも切磋琢磨で頑張って行きましょー!!

てことで、今回のセッション大会は、ギガント大成功でしたっ!!

良かったホント！良かった良かった……（感涙）

一夜漬けの試験勉強に何の意味がある!!

ということで、燕尾服にアイロンも当てたし……燕尾服っ?!なんでこんなモノ……

いやいや……ハァァ

　

　

焦ったってもうしょーがないじゃないかあしただよあした誰がなんてったって明日になっちゃったものはしょーがないさね叩ける？叩けるかオレ？叩くさなにがなんでも好きで始めたドラムぢゃないか頑張るぜちきしょー何がちきしょーだそれを言うならちくしょーだろ！いま畜生って言った？それ放送禁止用語だからでもこれ放送じゃないしうるさいそんな屁理屈はどーでもいーのだ明日だぞ明日べんきょーしなくていーのかってどーいうべんきょーすればいーのだってうるさいなべんきょーべんきょーとお前はきょーいくママかお前って誰？オレ？誰？やかましーわっ！とにかく明日だこりゃもうどーしよーもないことなのだ腹くくれくくれ？くくれ！くくれ?!ククレカレーってあったよね今も売ってんのかな？そーぢゃねーだろ！どーすんだお前スペーストラッキンできてねーだろーがう～ん何とかなるんじゃいーやならんっ！あんなできのままみんなの前でプレイするくらいならオレは死ぬ！オレが死ぬの？お前が死ぬんだお前はオレだろーが！まぁ落ち着け来月号のB.L.T.でも見てあっ?!モーニング娘。が１ページも出てない!!ちきしょー!!いま畜生って言ったろそんなこたぁどーでもいー！いよいよ明日だ泣いても笑っても明日だってことは変わらないメソメソするなっっっっっ!!一夜漬けで試験勉強してどーにかなったか?!いーや！どーにもならなかった！すべては日ごろだ日ごろの努力がモノをいうのだモノがしゃべるかっやかましーわいややこしー話すなっわーんモーニング娘。がーとにかくだ！泣いても笑っても笑ってないもーんそーぢゃなくてっせんせー聞こえませーん！

　

　

　

　

　

セッションまであと一日……もない

立て岬立ち上がるのだっ

……いや、その前に深呼吸して寝れっ

ケーキはやっぱり……

数日前から餃子を山ほど食べたくて仕方なくて、今日は新宿の王将にでも行こうかななんて思ってたんですが、今朝起きた時、なんか独りで店で食べるのが嫌になって（笑）、でも何か食べないとおなかは空きますよね。そこで何か『意義のある食べ物（なんだそりゃ・笑）』を考えたところ、今度のセッション大会でベースを弾いてもらう『らぶらぶらぶり～軍曹』さんの趣味（と言うより生態か・笑）である『ケーキのホール食い』を思い出した。たぶん、昨晩仕事の帰りに独りで二時間ほどドラム叩いてきたんですが、すんごい汗かいたんですよ。で、体内の必要なものが不足して、本能がそれを補おうとしてるんでしょうね（という解釈もアリってことでお許し下さい、みなさま）。

さてさて、僕は元から甘党なのでコレはいつか必ず試してみようと気楽に考えていたんですが、実際にやろうとすると妙な抵抗が生まれるんですね。

どれを食うのか。それでいいのか。これでいいのか。つまり、どの店のどんなケーキにするかが決まらないわけです。

「そこかよっ?!」とツッコまないように！ここは大事です。どうせ食うなら美味いものを納得して食いたいじゃないっすか（笑）。で、調布の駅周辺をウロウロすること一時間あまり。あの店この店いろいろと観て歩いたけど、どれも美味しそうなんだけどコレだという決定打に欠ける。しょうがない、駅の反対側も見てみるかと駅に戻るときにこの店の存在に気付いた。

コージーコーナー！

そうかっ!!　調布にもあったのかこの店はっ!!

たいして食べ歩きとかしない僕にとって、ケーキといえば不二家かコージーコーナーなんですね。一方の不二家がコケてしまった今、僕にとっての聖地はここしか無いわけです。でも調布にあるなんて今までぜんぜん知らなかったんですよ。何度も目にしているはずなのに気付きませんでした。渋谷店は、以前仕事帰りに毎日のように見ていたんですが、でもあの店に入る事は一度もありませんでした。甘党でケーキ好きなクセにどうして入らなかったのか……簡単な話です。独りで買って帰ったってつまらないからです。

ケーキに限らず、持ち帰り品の多くは独りで食べると美味しくない。朝･昼･夜の三食は仕方なくとるけれど、それ以外の、特にこのテのものはできれば独りでは食べたくないんですね。万年五月病ここに極まれり、ですね（笑）。

で、買って来ました（笑）。

ティラミスのシフォンケーキ（でいいのかな？）。号数は忘れました。そんなに大きくはないです。ちなみにこれで1.100円。苺とかの乗っている白いケーキよりは安いんですね。あっちは2.000円は下らなかった。それだけ原料使ってるんでしょうかね。

僕は別にティラミス好きってわけじゃないんですが、無駄にせずに済むものを選ぼうとしてこれになりました。これなら残さず食べられそう。『苺の乗った白いケーキ』は、大好きなんだけどたくさんは行けそうになかったんです。オマケに残すと苺が乾燥しちゃったりして、あれを見るのが忍びないんですね（笑）。

で、食べはじめたら何ということか。あっという間にここまで食べてしまいました。

しかしここである思いが頭をよぎります。

いくらなんでもこの食い方は勿体無いだろうと。

世界にはケーキどころかパンもろくに口にできずに死んでいく子供たちが大勢いるだろうと。そんな今、お前はこのケーキをまるごと一気食いして罪の意識は感じないのかと。

でも買ってきてしまったケーキです。今僕が食べなかったら無駄になるケーキです。捨てるしかなくなるそんなケーキを前にして、強烈なジレンマに襲われます。

食うべきか。

食わざるべきか。

　

　

食うさっ!!

食うに決まってるじゃないですか！

食わなきゃいけないんですよ、ハイっ!!

悲しいかな日本の食社会は飽食状態です。食べる人の数以上の食べ物が日々生産・流通され、日々売れ残りや食べ残しが生まれ、毎日処分される残飯の量たるや恐ろしいものがあります。

だからこそ、無駄にしてはいけないのです。微塵も残さず、きれいに食べないと食べ物たちは成仏できないのです。

という事で、完食!!（笑）

やっぱり僕は甘党なんだなと、しみじみ思いました。

飲み物は、僕にしては珍しいブラックのままのコーヒーでスタート。途中で牛乳にしました。コーヒーより牛乳の方が合いますよね？　あれ、違いますかね？　僕は昔からカステラとかホットケーキとかには必ず牛乳なんですよ。なぜか解らないけど、そうなんですよね。

しかし、ここまで食べるとしばらく腹は減らないだろうなと……そう思うでしょ？

違うんですねこれが。甘いものはべつ腹って言いますが確かにそうで、普通に夕食入りましたからね。人間の体って、不思議ですね！（そんな結論でいいのか?!）

　

　

　

てことで、セッションまであと７日！　７日しかないっ!!　（いいのか、こんな締めで？）

叩くのとひっぱたくのとではワケが違う

ドラムは当然ながら叩いて音を出す。

軽く叩いても強く叩いてもそれなりの音は出る。

しかし、昔から耳にしてきた『感動できる音』は、ひっぱたく音だった。

上手い演奏や素晴らしい演奏はプロの数だけ出会える。でも、全身の血が沸騰するような演奏というのはなかなかお目にかかれない。

そんな演奏をずっと聴かせてくれた、あの打神の音に、一歩でも近づけるよう、あれやこれやと考える。

そして、叩くのではなく、ひっぱたくドラミングを、ひたすら追い求めたい。

ひっぱたく。

簡単なようで難しい。強く叩けばいいというもんじゃない。スティックを寝かせばその音は強烈になるけれど、寝かせすぎればリム（皮を固定すると同時に張る、太鼓の周りを囲う金具）に当たってしまう。それはリムショットと言って、甲高い音は出るがひっぱたく音ではない。

手首のスナップを最大限に活用するのだが、ドラムはピッチャーがボールを投げるような『一回投げてしばらく休み』なんてのは無い。物凄い速さでの連打の繰り返しが多い。スナップも小気味よく繰り出さなければいけない。

できるか俺に？

やれるか俺に？

　

そんなことを考えながら日々を過ごす。

だがしかし……

　

今度のセッションにあの打神は関係ないのだった……

　

　

　

セッションの日まで、あと10日!!

カラオケで大爆発

いや、別にカラオケ店で爆発事故があったわけじゃありませんから（笑）。

僕は昔、吹奏楽部で腹式呼吸法を身につけました。発声と一定の声量を長く維持するためで、パーカッションには無用なものですが、部長だったので率先してやる必要がありました。しかも元がロック好きなせいもあって……いまカラオケに行くと『当たり前のように声量を発揮して歌ってしまう』というクセがあるんですね。これ、普通の人たちからすると『うるさい』んです。特にロックみたいな『騒がしいだけ』な音楽を嫌いな方ばかりの中だと、とても浮きます。

この悩みはチト面倒。

例えば『モーニング娘。』を歌ったらここでは浮くだろうなという集まりの場合、歌わなければいいわけです。当たりさわらずなレパートリーをいくつか持っていれば、大概の場面は乗り切れます。しかし声量……これはなかなかセーブできません。歌っているうちに声が大きくなってきちゃう。

岬と仲良くしてくれる仲間たちはこの点を非常によく理解してくれてます（笑）。だから昔のアニメソングなんかも平気で歌ったりできます。しかし……

　

ロックはそうもいきません。

まず『知られていない曲が多すぎる』。

しかも『英語』。つまり『何を歌っているのか解らない』。

もっと言うと『歌っている本人も意味は知らずに歌っている』。

ひどい場合、『歌詞をすっ飛ばして歌うしかない場合が多い』（笑）。

　

アニメソングが一般的なカラオケで市民権を得たこの時代でも、ロックばかりは『好きなモノどうしでなければなかなか歌えない』わけです。

で、実は昨日、バンドの練習のあとで新年会と称し、カラオケに行って参りました。

渋谷のパセラ。カラオケ店の中では比較的割高な店ですが、この店にした理由は明確です。

『外国の曲数がめっちゃ多い!!（笑）』

そりゃそうです。日本中のカラオケシステムを一気に利用できるのが売りですから。

　

　

　

いやぁ、ロックバンドのメンバーですからね。あんな曲やこんな曲や、もう好きなだけ歌って暴れてきました。しかも……ギター弾くなよカラオケ屋でっ!!（笑）

まぁ、なにはともあれ、素晴らしい新年会になりましたよ、ハイ。

ちなみにこんな中でも岬の一曲めは『キャプテンハーロック』でしたが……なにか？

　

大船観音

年末に転倒し、怪我をした父を、兄夫婦が年末年始だけ預かってくれている。一人暮らしはもうさすがにさせられない感じだ。とはいえ、簡単に同居なんてできない。物理的な問題や経済的な問題、すべてを解決なんてとても無理。どこかに軋轢が生じる。どこかに無理が生じる。でも何とかしなければいけない。これは急務なのだ。

まぁ、それはそれとして、大晦日に僕も兄の家にお邪魔した。父にはあまりその話はしなかった。どこでどう転んだかも覚えていない父に、今あれこれと話すのは酷と思ったから。

で、年が明けようとしている時刻。ふと思いついた。初詣に行こう！と。

それを話したら兄も行く事になった。それはそれでよかった。僕が初詣を思い立ったのは義姉さんが疲れてる気がしたから。そりゃそうだ。実の親でもないうちの父を28日から預かってくれている。しかも動きはおぼつかない、半分はボケてると言っても過言じゃない、そんな父の面倒を見るのは疲れて当然だ。そこにたった一晩とはいえ僕まで加わればそれはもう半端な疲れじゃないはずだ。だから、少しでも気の抜ける時間をあげたかった。父が寝てしまい、僕が出かけるうえに兄も一緒に出るなら好都合というものだ。

　

さて、行ってきたのは『大船観音』。実は大船には母の姉夫婦が以前住んでいた事があり、子供の頃からこの観音様も目にはしていた……が、『そこ』へ行ったことは一度も無かった。

場所はＪＲ大船駅を降りてすぐ。

観音様は写真のように小高い山の上から街を見下ろしている。

いやしかし、毎度思うけど、デカい（写真は判りやすくするため昼間のものを使用）

信号を渡り、ひっそりとした地元の商店街の裏道に入ると、観音様を参拝するための山道が見つかる。狭いわりに傾斜がきつく、ちょっとした山登りみたいだ。

昇りきると門。参拝料200円を払い、敷地に入ると長蛇の列！　こんなにっ?!　と思ったのは除夜の鐘の列だった（笑）。しかしどう見ても300人は超えている。

あれ　除夜の鐘って、回じゃなかったっけ

よく見ると鐘突き料300円とある（笑）。そうか。それなら1000回だって叩かすだろうな。なるほど。

で、敷地内の坂道を更に登ると見えてきた。観音様だ。あれ？山の下から見ると大きいのに、近くでみるとそんなに感じない。なぜかな？

とはいえ、写真左下隅に立っている石灯籠と比べると、それなりの大きさは判るかと。

この観音様は内部ももちろん拝観できる。中では大勢の僧侶が経を唱えてました。そこで賽銭を投じ、無病息災だとか家内安全だとか交通安全だとかいろんな思いが整理の付かないままごっちゃになった、思念とも怨念ともつかぬ思いを念じて出てまいりました。

降りてくる途中、『原爆の火』という慰霊碑があったので、そこでも賽銭を投じて平和祈願。

門まで戻って兄が土鈴を買い、ふたりで甘酒を飲んで帰ってきました。

　

初めてこの観音様を間近で拝むことができましたが、ここ十数年、初詣らしいものは行ってませんでしたし、ましてや年越しのその時に行くなんてのは大昔のことでした（笑）。

今年は少しくらいは良い年になればなと思います。はい。

皆様今年もヨロシクお付き合いください。

DEEP PURPLE

11月のライブを期に『あのバンド』から脱け、今はここにコメントをくれてたりするブラック魔王さんやいぶくろうさんたちとバンドをやってます。

このバンド、本来は『レインボー』のコピーをやるつもりだったんです。でも諸々の事情から（笑）今は『ディープ・パープル』のコピーをやってるんですね。

で、この『パープル』をコピーしていた流れから、とんでもないプロジェクトに参加する事になりました。

「Deep Purple 結成40周年を祝してみんなでパープルの曲を演奏しよう!!」

という、いわゆるセッション大会であります。１月26日（土）の開催です。

いや、しかし、何がとんでもないって、まずはそのメンバー構成。パープルもレインボーもバンドメンバーは男ばっかりだったわけです。当然ここに集まったメンバーも男ばかりと……思っていたら女子もいる！　いやこれは歓迎しますよ！　嬉しいじゃないですか、バンド活動の中に女子がいるって、岬としては夢のような事態ですから（笑）。しかも演奏してくれるメンバーに２人、裏方を支えてくれる中にも２人いる！

なんだこの恵まれた環境は?!（笑）

　

さらにとんでもない要素。それは曲数。参加者は約30人。その中で各パート（ギター・ボーカル・キーボード・ベース・ドラム）がとっかえひっかえに換わって16曲の課題曲を演奏するわけですが、岬は都合６曲叩くことになりました。

『Highway Star』　これはいつも演ってるのでまぁいいとして……

『Fireball』　パープルには珍しいツーバスの曲。でも足より手が心配。

『Lazy』　実はまともにコピーしたことがありません（笑）。

『Space Truckin'』　これもコピーした事ありません（笑）。

『Knocking At Your Back Door』　これも（笑）。

『Difficult To Cure』　これ、本当はレインボーの曲なんですが、パープルも演ってるってんでエントリーに上がった途端、速攻で演奏が決まったインスト曲。でもこれもコピーは未経験。

開催まであと一ヶ月。なのになんでコピーした事がない曲をこんなに引き受けられるのか。不思議ですよね？（笑）

楽器を扱ってる人だと割と納得いただけると思うんですが、実際に演奏していなくても、曲を完全に理解できるまで聞き込んだ曲なら、案外演奏できてしまったりします。特にパープルってのは中学の頃から今の今まで聴き続けてきている音楽で、もうDNAに刷り込まれているといっても過言ではないくらい。これは『君が代』の歌詞は覚えてないけど『宇宙戦艦ヤマト』なら『真っ赤なスカーフ』まで歌詞見ないで歌えるのと同じ。

実演奏はしていなくても、脳内演奏は数え切れないくらい演ってきている曲って、なんとかなっちゃうもんです。あとは、イメージ通りに手足が動けばいいんです。

さぁ問題はここ。

20年以上もの封印を解いてスティックを握ったのが８月。まだ半年も経ちません。勘は取り戻せたと言えますが体が若返るはずもなく……だいじょうぶか、オレ?!

　

更にもうひとつのとんでもない要素!!　それはボーカル!!　ドラムを叩く６曲とは別に、サブ・ボーカルを担当する曲が２曲あります。

『Burn』と『Stormbringer』という２曲で、これはパープルの第三期の曲。この時期はメインボーカルの他にベーシストがハイトーンなサブボーカルを務めていて、歌に厚みがあったんですが、そのハイトーンの方を担当する事になったわけです。

いや、カラオケ好きなうえ、キー的には何の心配も無いんですが、とんでもない心配事がひとつ。

　

　

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　英語が大の苦手でして……

　

　

　

こんだけ洋楽ばっか聴いてきて英語はからきしダメなんですよ!!　歌詞なんか覚えられたもんじゃありません！　歌詞カードを見ながら歌っていいと言われてますが、そんなプレイは自分自身が許せません（笑）。

どこまでやれるか。どこまでやるのか。これは自分との戦いです。

セッションの日は刻一刻と近づいている。頑張れ岬！

セッションの日まであと35日。

35日しかないのだっ!!

プロフェッショナルを見た

日曜日にライブに行ってきた。バンド仲間のいぶくろうさんが別に参加しているバンドが出る。その他にもいくつかのバンドが出る。勉強のために頭から全バンドを体験してきた。

ものすごく感動したバンドがあった。女の子ふたりだ。一人はエレピ。清楚でおとなしめな感じで、ちょっと心配になってしまう。もう一人がボーカル。なぜか譜面台が客席に向いている。足元に乱雑に散らかした紙袋や布袋、バッグのたぐい。だいじょうぶなのかっ?!

とにかくもう何をどう演奏しようというのか、謎が謎をよぶ準備の時間。興味半分ドキドキ半分で一部始終を見ていると、客席を愕然とさせる小道具が登場する。

紙芝居だっ!!

何冊ものスケッチブックが出てきた。そして会場が暗くなり、ステージに照明が当たる……

「私たちは老人ホームを回って演奏を続けています、おさる３と言います。三人組なのでおさる３。でも今日は二人でやります。よろしくお願いします（ペコリ）」

唖然とする中、演奏が始まる。線の細いピアノの子が弾き始める。いきなり音を外す！だいじょうぶなのかっ?!

と、ここで驚くべき現象を目の当たりにする。動じない！音を外した事に動じないのだ。仮にもこの段階では完全なるソロの状態。しかも始まってすぐのミスだ。普通なら笑ったりして「すみません、もう一度最初から」となるところだ。だが、この線の細い女の子は次々とミスを連続するのだがまったく気にせず、その目は譜面と鍵盤と、相棒であるボーカルとのアイコンタクトに全集中している。どういう心臓なのか?!そして歌が始まる！なんとっ!!

手話が入るではないかっ!!

手話をしながら歌うのである！歌の内容や紙芝居の中身はたわいもない恋愛ものなのだが、そのシチュエーションが冒険心に満ちている！もちろんオリジナルである。単調なメロディの繰り返しなのだが、なぜか飽きない。

とにかくスゴイものを観せてもらった。この構成と進行で30分、やりきってしまう。そうか、そういう事か。老人ホームでの活動の繰り返し……彼女たちはそんじょそこらのアマチュアバンドたちが経験しない世界のなかで演奏を続けてきた。いわば百戦錬磨。音が外れるとか紙芝居が譜面台から落ちるとかのアクシデントを山ほど経験してきているのだ。そこをそうならないように学べばいいのにと誰もが言うところだろうが、彼女たちは学ぶ事よりも腕を上げることよりも、演奏を続ける事を優先してきているのだろう。それはそうだ。物語は長い。途中で寸劇まで入る。だから途切れさせてしまうとストーリーが解らなくなる。些細な失敗なんか気にしているヒマは無いのだ。一度始めた演奏を最後まで途切れさせる事なく、キッチリと演奏し切ることの大切さを身にしみて解っているのだ。

「伝えたい事をしっかり伝える」

そうなのだ。最後まで演奏しきってこそ、伝わるものが伝わるのだ。それを伝えようとする物凄い精神力の備わった意気込みが客の意識を受動態ではなく能動態にさせる。確かに客はみな息をのんでいる。姿勢はそのままでも意識は確実に前のめりだ。

演奏を終え、メンバー紹介に入る。二人なのにメンバー紹介。そうだ忘れていた。彼女たち、いつもは三人なのだ。そして休んだのはギターだという。えっ?!待て!!本当か?!ギターが休んだら普通演奏になんかならないだろうに！そこをこの二人は、二人でできると判断したのだ。やると決めたのだ。そしてミスだらけの演奏を最後までやりきって、会場の拍手を受けてステージを降りた。

プロだ。技術上のプロではないだろうが、魂を伝える事に関しては確実にプロフェッショナルだ。本当の伝道師だ。僕はまわりに「あの子カワイイなー！」とかおちゃらけていたが、内心は感動に震えていた。

　

次のバンドの準備中、彼女たちがバックヤードから会場側に姿を現したとき、常連のファンなのか友人なのか身内なのか解らないが、何人かが取り巻いて拍手していた。その時のピアノの子の物凄く高潮した笑顔と、「緊張で声が出なかった」なんて声が聞えて、妙な話だけど涙が出そうだった。そうなのだ。心臓はやはりバックバクものだったのだ！それを顔に出さずに演奏を続けていたのだ……

　

なぁ、バンドのみんな！オレたちってこんな演奏、できるかな？（笑）

　

Hoppy Set

仕事終わりにokbさんが声をかけてくれた。「ちょっと行く？」（笑）

で、ktさんも巻き込んで新宿のすぐ隣の渋谷区に足を踏み入れて、焼き鳥屋さんへ。

まぁとにかく楽しいお酒だった。大笑いの連続だった。お互いのストレスの原因も同じなもんだから、意見も合う合う！

そこでこんなものに初挑戦。

Hoppyである。

今まで飲んだ事が無かった。

これを「セットで頼む」とokbさんが言う。ktさんが「ハッピーセットとは違うんですね」などと言う。セットの意味が解らない。しかし出てきてやってみて解った。

ホッピーとはお酒ではないのだ!!

麦から作られた炭酸水（アルコールはゼロ）で、これで焼酎を割って飲む！

だからセットで注文しないと意味が無い。

なんかこう、昭和初期のお父さんたちが、大人の駄菓子屋感覚で、作って飲んで楽しんでいた……そんな時代を醸し出す、妙な飲み物でした。

途中で電話をくれたサト、ゴメンね長く話せなくて。明日話そうな！

いじめはなくならないか？

ブログ冒頭の紹介文に以下の文章を付け加えました。

　　

いじめ・犯罪に巻き込まれて誰にも相談できずにいる方へ！力になります。どの書き込みでも構いませんので、【コメント】をご利用下さい。

　

見ず知らずの僕らがこんな事でもして、いつでも相談できる環境を用意しておいてあげないと、本当にツライ思いをしている人たちは助けを求めることもできない。

苦しい・つらい・厳しい・そんな周辺環境を簡単には治せない。自分の置かれている立場や、それを支えている人々、期待してくれている家族や上司、そんな、いろいろなものの板ばさみになって、相談できずにいる人たちが世の中にはごまんといる。

身内に相談したい、でも心配はかけたくない。

誰かに聞いてほしい、でもその誰かが身近にいない。

そんな形で八方ふさがりな人は、被害に遭っても口をつぐむしかない。このパターンがイジメに発展しやすい。イジメる方としては願ったり叶ったりな状況……

mixiの流れでもいい。偶然ここを見つけたでもいい。イジメや犯罪に巻き込まれて苦しい状況にあったなら、「今、こんな事で周りからこんな事されてツライんだけど」と書き込んで下さい。悩みや苦しみを我慢しないで下さい。

そしてこれだけは絶対しちゃいけない。【自殺】。

生きていれば笑える！楽しい事に出会える！悲惨な状況は一生は続かない！

　

世の中からいじめはなくならないでしょう。どんな社会においても存在はするでしょう。しかし、だからといってそれを容認する世の中の一部に僕はなりたくない。僕はこの考えを絶対捨てません。

「いじめは重罪です」

という事で、常連さんならご理解いただけるだろう展開ではございますが、改めて皆様にもお願いがあります。

そんな書き込みがありましたら、岬と一緒に相談に乗ってあげて下さい。

よろしくお願いします。